2013年08月06日

「大韓航空ルートマップ」の真意


大陸方面の、やや特殊な取材に出る都合で、

どうしても大韓航空を使うことになった。

今回の第一目的地は、モンゴル国・ウランバートル。

ソウル・インチョン空港でのトランジットがかなり長く、

致し方なく入国することにした。

韓国は外国人に対しての指紋採取が始まっており、

それ以前には訪問したことがあったが、開始されてからは

ちょっとした抵抗心から避けていた。

が、仕方ない。

「悪いことはしていない」

という根拠なき自信のもと

両手の人差し指をスキャンされて入国した。

まあ、それは日本も外国人に対してやっているから、いいだろう。



ソウルからの乗り継ぎ便。

モニターに表示される経路図で気になることがあった。

私から説明するより、ご覧戴きたい。

P1050442.JPG









朝鮮半島の東側に、「Dokdo」の文字が入っている。

あれほどに小さな岩を、わざわざルートマップに掲載することに、

違和感を覚えないだろうか。

「なんだか知らんが必死だな」というのが正直なところである。

世界中、隣接した国とは仲が悪いというのは不文律であるが、

海を隔てていてもそれは変わらないようである。

posted by 中田秀太郎 at 23:45| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月29日

【速報】旧「ナッチャンRera」運航開始

元青函航路で活躍して台湾に売却された高速船、

「ナッチャンRera」(台湾名『麗娜輪』)。

今月、基隆港に係留されている姿を見てきたが、

(その記事はこちら)

最新情報によれば航路に投入され、

「とうとう運航を開始した」とのこと。

現在の所有者である台湾企業、ワゴングループによれば、

当面は大陸への航路ではなく、台湾東部の蘇澳〜花蓮の間を結ぶという。

まだリンクがしっかり出来ていないが、公式Web(こちら)も用意されている。

まだ値段や時刻表が掲載されていないが、乗れる環境が整った模様だ。
posted by 中田秀太郎 at 06:03| 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

台湾「日本語が共通語の村」に行ったら

「かまわない。掛けなさい」

思わず立ち上がった私に、彼はそういった。

その日本語は恐ろしいほどに正確。

そして、戦前の官憲を思わせる重苦しいものがあった。

「親父は、日本統治時代の警察官だった」

問わず語りに続けた彼の言語レベルは、他の住民とは段違いだった。

台湾東部の南澳(ナンアオ)駅で自転車を借りて漕ぐこと1時間。

坂道に辟易したころに現れる集落、

そこは「金洋村」という山岳民族の村だ。

P1050131.JPG










以前、部族同士の共通語がなかったのだが、

日本統治時代に日本語が広まって共通語となり

そのまま今でも使われている、という話を聞いて興味をひかれた。

P1050139.JPG









次々とお年寄りがやってきて、たしかに彼らは日本語ができた。

だが、実際には日本語は共通語として機能しているようには思えなかった。

「オジサン」

という呼びかけ言葉や

「小姐、ドコイク?」

など、単語としてかろうじて存在しているという程度だった。

P1050141.JPG










そこにやってきたのが冒頭の、警官の息子氏である。

「かまわない」

遠慮するな、という意味だということは、日本人である私にはすぐわかる。

かなり古めかしい匂いをまとっていることも、わかる。

だが、いかめしい言葉とは裏腹に、口元には歯が1本しかない。

そのギャップが、長い時間の経過を感じさせた。

現在、彼らの実質的な共通語は、台湾語だそうだ。

「国語(中国語)、台湾語、山の言葉。それと日本語が少し」

主婦として暮らしている60代女性は、みんなこれくらい話せる、と教えてくれた。

この村には日本語のカラオケ店もあるとか。

彼らが歌う姿を見たいと思ったが、夕立を思わせる雲が垂れ込めてきた。

ブレーキの利かない自転車で坂を下りると、

村は、あっという間に山の間に消えていった。
posted by 中田秀太郎 at 10:41| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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