2014年05月12日

「ナッチャンRera」乗船記@台湾(その2)

前回、台湾に売却されていった元青函航路の高速船


「ナッチャンRera(台湾名:麗娜輪)」への乗り方を書いた。


日本からは、バニラエアに乗って成田空港から台北・桃園空港へ。


格安航空(LCC)は春秋航空を筆頭に、エアアジア、ジェットスター、ピーチ、


そして南アフリカの「KULULA」などに乗ったことがある。


狭いシートには、ある程度慣れているつもりだったが、ピーチ台北便にはしびれた。


ほとんど寝てない状態で乗って、機中では睡眠をとるつもりだったが、


あまりにも狭い! のだ。


春秋航空などが30列で運用しているエアバスA320だったのだが、


1列多い、31列仕様だった。


つまり、1列分シートピッチが狭いわけだ。


「たった1列分か」と思いきや、ところがどっこい。


これが大違いだった。


フライトがあと30分長ければ、その後の行程に影響したかもしれない。


今まで乗った飛行機の中では、ダントツでしんどかったのが正直なところ。


だが、バニラには30列の機材もあり、運に左右されるようだ。


さて。台北・桃園空港に着いたはいいが、


iPhoneの充電ケーブルを忘れたことに気づき、バスで駅へ向かい、


速攻で台北のダイソーへ。


モノ自体は日本の百均と同じものが39台湾ドル(120円くらい)で買えた。


ありがたい海外進出だ。


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前に上海に行ったときにもケーブルを忘れて現地調達したことがある。


忘れ物が多いのは悪い癖だ。


さて、ナッチャン乗り場は、多くの台湾人らであふれていた。


下船時に分かったことだが、ほとんどがバスツアーの人たちで、


個人的に乗っている人は非常に少ないようだった。


そして中華圏ならでは、船内は乗客の嬌声が溢れる大賑わい。


船首側のラウンジでは、台湾東部の原住民の民族衣装を着た人たちのショーもあり、


なかなかに盛り上がっていた。


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それにしても、高速巡航中はかなり揺れた。


花蓮までは約2時間。時間通りに到着。


こちらでは、蘇澳とは反対に右舷側が接岸。


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いっせいに下船すると、大量のバスが待っている。


ほとんどの乗客はそこに吸い込まれていった。


一通りバスが発車すると、自分たちだけになってしまった。


背中に大きく「海巡署」と書かれたオレンジの制服を着た男性に交通手段を相談すると、


「ケータイかして。タクシーを呼んであげる」


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という。(どうしてもヨコになってしまう↑)


花蓮は国際港らしく、イミグレーションの機能も持っているようだ。


ここから沖縄の与那国島まではわずか110qだという。


ほどなく黄色いタクシーがやってきた。


この近くにはバス停もなく、タクシーも呼ばないと来ないようだ。


「花蓮駅まで」


おじいちゃんドライバーにいうと、二つ返事で走り出した。


だが、メーターは上げない。


若干警戒したが、20分くらい走って150台湾ドル。約500円。


そんなにボラれていなそうなので良かった。


そこから列車で台北に戻った。


台湾の列車はけっこう満席になりやすいので先にチケットを買うべし!




posted by 中田秀太郎 at 18:03| 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

「ナッチャンRera」乗船記@台湾

このブログで何度か書いてきたが、ようやく三度目の正直で乗ることができた。


元青函航路で活躍していた高速船「ナッチャンRera」にである。


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前回は「2日前までの予約が必須」というレギュレーションを間際になって知ったため、


涙をのんで見送ることになった。


その顛末はこちら。


その反省を踏まえて今回は、


ちゃんと日本からオンラインで予約をしていったわけだ。


すると、本当にあっけなく乗れた。


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重複する部分もあるが、もしかしたら同じように乗船したい方もいるかもしれない。


その手段をおさらいしておこう。


まずはオンライン予約だ。もちろん日本からでも可能。




上のサイトを利用して予約し、ちゃんと乗ることができた。


同行者がいる場合は同時に複数名で予約しないと、席が離れることになる。


あとから「同行者がいる」と告げても変更できない。


さて、いよいよ実践編だ。


台北へは各地から航空便が就航しているが、安く抑えたい向きにはLCCが第一選択になる。


成田空港からは『バニラエア』と『スクート』。


関西空港からは、『ピーチ』。


それぞれ時期によって値段が大きく異なり、売れ行きによって刻々と価格が変わる。


普通の航空会社であれば早く買ったほうが安いのだが、LCCに関してはそうとは限らない。


売れ残りの席が多ければ安くしてでも売る、そういうことをやるのである。


だから、そのときの値段は公式サイトでチェックしていただきたい。


安いと思ったら、すぐ買うことが肝要。そのときの価格は一期一会なのだ。


ナッチャンは蘇澳(スーアオ)という港から10時に出るため、台北での前泊が必要だ。


乗船当日、少し早起きしてバスに乗ろう。


リンクを参照してほしいが、私が乗ったバスは国光客運バス。




台北市内の「圓山」から「南港」や「南港展覧館」駅を通って2時間10分で

南方澳(ナンファンアオ)というところまで行くバスが出来ている(1879路線)。


これで終点まで行けば、左手にナッチャンの雄姿が見えてくるはずだ。
posted by 中田秀太郎 at 19:22| 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

中国・上海のプールで泳ぐならコレは必携

所用で中国・上海に来ている。

最近は、中国といえば「大気汚染」というイメージだろう。

たしかに、先週金曜は現地人も「ひどいから来ないほうがいい」というほどの

濃霧に包まれていた。

視界不良のため飛行機が大幅に遅れるなど、生活への影響も深刻だ。

とはいえ、街に出てみるとマスクをしている人は過半になっていない。

多くの人がマスクなしの「丸腰」で歩いている。

ランニングしている人もいるくらいだ。

私も運動したくなったが、さすがに日本の基準の10倍と聞くと心配になってくる。

そこで、プールを探したところ静安区にあるというので行ってみた。

正式には「上海静安区体育中心游泳馆」という名称で、ビルの6階に入っている。

公式(?)Web http://www.shsva.com/changguan/index.asp?id=24

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料金は90分30元。

初回のみ、保険がついた「健康カード」を6元で作らなくてはならない。

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それを作るのに「健康検査」というのがあって身構えたが、

白衣のおじさんが何も言わずにハンコを押すだけの、何でもない検査だった。

こういう意味不明なものが、中国ではよくある。

中国のプールといえば不潔で、みんな尿を垂れ流しているイメージがあるかもしれないが、

驚いたことに、非常に清潔だった。

透明度も高く、水中では遠くまで見通せた。

3つプールがあって、小さい2つは子供たちの訓練コース専用。ビシビシ指導されていた。

大人用プールはたぶん25メートルより長くて30メートルくらいあった。

水温、室温とも27度と書いてあり、いつも行っている日本のスポーツクラブの

31度に比べると、若干肌寒い。ただ、泳いで温まると丁度よい感じ。

浅水区の水深1.5mと、深水区の水深2〜2.5mに分かれているところは区切られているが、

それ以外はレーンがないので、遊泳者同士がぶつかりまくり!

泳法は平泳ぎが主で、クロールは少数派のようだった。

日本と違うのは、水着、帽子、ゴーグルのほか、サンダル必携ということ!

着替えたあと、みんな自前のサンダルで歩いているから、裸足だと汚く感じる。

上海にもスポーツクラブがたくさんあるが、どうも料金が高い。

出張者でもリフレッシュできるプールは、荷物も少なくて済むし、最適だろう。

posted by 中田秀太郎 at 14:02| 中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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