2013年01月11日

LCCで中華圏周遊 1日目

まずは、成田から台北桃園空港へ。

空港まではもちろん、東京駅発成田空港行きの「東京シャトル」900円で。

成田空港第二ターミナルから発着するLCCの「スクート」で旅はスタート。

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同行するのはフォトグラファーの宮本雅通(マサユキ)氏。

白黒写真にこだわる宮本氏だが、今回はデジタル一眼1台で乗り込んでもらった。

機内持ち込み10kgまでしか許されていないからだ。

その宮本氏がスクート機内から撮ったのがコレ。

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見事な富士山である。

ところで、このスクートはシンガポール航空系なのだが、まだ知名度はイマイチのよう。

中国語で書くと「酷航(クーハン)」。「酷」は中国語ではCoolの意味で、

あえて訳してみれば「イカす航空」というワケだが、実際にイカしていた。

それは座席に座ると実感する。LCCのわりには、かなり広いのだ。

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まったくもって、普通の航空会社並み。

常に前席が膝にぶつかる、茨城〜上海の春秋航空に乗りなれている自分にとって、

快適極まりない、といって差し支えない。

日本人CAのアナウンスもあり、LCCを感じさせない幸先のいいスタートであった。

ただ、機内食はシンガポールドル建てでしか書いてなかったのでパス。

そして到着も1時間くらい遅れてしまった。

バスで台北市内に出ると、もう18時を過ぎていた。

慌てて火鍋を食った後、ビアバーへ。

台湾啤酒(ビール)工場を改装した洒落た空間でビールが楽しめる。

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やはりビールは新鮮がうまい。

ジョッキでも頼んでいたが、となりの客のを見てひとめぼれ。

この樽は1個3.5リットル、気づけば合計7リットルも飲んでいた!

ちなみに台湾のケータイは、電話会社「台湾大哥大」SIMを利用。

24時間のパケット使い放題がわずか100元(≒300円)だ。

桃園空港を出て左側奥のほうに携帯会社のカウンターがあるので

そこでSIMカードを購入できる。

注意事項としては、パスポート以外にもうひとつ身分証明書を持って行くこと。

それがないとかなり厳格にSIMカードが購入できない。

日本の運転免許証や、保険証でも構わない。

iPhone4にマイクロSIMを挿して使用したが、3Gでもかなり高速!

テザリングも使い放題に含まれ、PCからかなり快適にネット接続が楽しめた。

SIMフリー機をお持ちの方には、かなりオススメである。
posted by 中田秀太郎 at 01:44| LCC(格安航空) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

LCCで中華圏周遊

遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

海外旅行シーズンど真ん中になって、円安に振れたのはかなり痛かったのでは。

私も、現地通貨の調達はクレジットカードのキャッシングでするんですが

今回は人民元1元=14円越え、

台湾ドルも1NT$=3円ギリギリ手前までいってました。

ちょっと前まで人民元は1元=12円くらいだったのに……



さて、この年末は中華圏をぐるりと取材してきました。

なかなか日程が定まらなかったため、直前手配のチケットは高嶺の花。

そこで、LCCを多用するルートを組んでみたのが以下。

成田→台北→金門→アモイ→珠海→マカオ→香港→関西→羽田

で、4泊5日。

初めての「スクート」「ピーチアビエーション」が出国便、帰国便に入っています。

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結果的には「移動ばっかりだった」というのが率直な思い出であります。

そりゃそうだ。

詳細はあとの記事にて。
posted by 中田秀太郎 at 01:20| LCC(格安航空) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月29日

大丈夫か? 春秋航空の日本国内線参入

中国のローコストキャリア(LCC)の春秋航空が、

日本国内線に就航する計画を発表した。

しかも、首都圏を拠点にするという。

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安い費用負担で、気軽に出かけられるという点では歓迎したい。

これまで、日本のLCCは西日本拠点のものが多かったこともあり、

最大の消費地である首都圏住民は、いまだLCCの恩恵に与りきれていなかった。

これには、羽田、成田の両空港の着陸料が世界でも

トップクラスの高額さであるという問題や、

春秋航空の使用している茨城空港のアクセスが

良いとはいえないところに原因があるようだ。

そこに乱入するのが春秋航空。

日本市場において、国内線を飛ばすのには

33%までしか外国資本であってはならない

という「規制」が存在する。

だから、中国資本の企業である春秋航空は日本の企業と手を結ぶことになる。

必要な外資制限をクリアするための合弁相手がどこになるかは、たいへん注目に値するだろう。

私も今月はじめ、LCCのエアアジアの「札幌・新千歳まで2980円」という激安フライトに搭乗した。

前の記事にも書いたが、安い便は電車で行けないほどの早朝だったり、

機材繰りで定刻運航ができない場合がある、辺鄙な空港に行かなくてはならない、

荷物の重量制限が10キロ未満だったりと、なんらかのネガティブな点も少なくない。

だからこそ安いのだ。

航空界のアウトレット、という呼び方が適しているだろうか。

利用者としては、そこを割り切れるか、否かということになる。

さて、春秋航空に関しては、サービス面で気になることがある。

詳しくは拙著『中国人の取扱説明書』(日本文芸社刊)でも書いたが、

私は国際線、中国国内線ともに、春秋航空には何度もお世話になった。

その際、中国人男性キャビンアテンダント(CA)に、

頭ごなしに怒鳴られた

ことがある。

また、茨城・上海便には日本人CAも搭乗しはじめているのだが、

耳を澄ますと、同僚である中国人CAとのやりとりが「英語」

だったのである。

その日本人CAにちょっと頼みごとをした際のこと、

彼女は私の件を中国人上司に引き継いだ。

お互い母国語でもなく、微妙な真意の伝わらないままで連携がなっておらず、

ちょっとムッとしたことがある。

そういった意味で、国内線のサービス水準はどうなるのか、興味津々である。

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posted by 中田秀太郎 at 14:24| LCC(格安航空) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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