2015年03月28日

カーシェアリング活用法を考える

先月からカーシェアリングの会員になり、いろいろ使い道を考察している。
最大手の「タイムズカープラス」を選んだ。

自家用車は持っているので、
出張先や、出先での「チョイ乗り」が主な使い道になりそうだ。

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これは名古屋での1枚。

都心部なのに3台も置かれている。
繁華街だし、一晩停めたら、駐車料金だけで1000円以上するハズ。

そこで借りて、名古屋の隣接市まで1時間ちょい乗って用事を済ませ、
なんと(燃料代も含んで)1030円だった。
たぶんタクシーで行ったとすれば、往復で4000〜5000円はしたはず。

スマホから長めに予約して、早く戻ってきたらその時間分までで返却OK。
料金は使っただけ、という明朗会計ぶりは好感がもてる。

うーむ、予想外にいい。
ただ、乗った場所に戻さねばならず、乗り捨ては不可。
一部地域(横浜や東京)で試行されているが、まだまだ実用的とはいえない。

しかし現状でも直前に予約することができるし、レンタカーや
タクシーの代替になりうる可能性を感じた。

入会も面倒なことはなく、各地にある窓口に行き、免許証を提示することで
即日、会員カードを受け取ることができた。
いま、2か月間の会費無料キャンペーン中でもあり、使い心地を見て
継続するか決めるのもいいだろう。

旅先での足が、いつでも確保できる安心感はけっこう心地いい。
まずは、ステーションが身近なところにあるかどうか検索してみてはどうだろう。





posted by 中田秀太郎 at 10:21| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月08日

台湾「日本語が共通語の村」に行ったら

「かまわない。掛けなさい」

思わず立ち上がった私に、彼はそういった。

その日本語は恐ろしいほどに正確。

そして、戦前の官憲を思わせる重苦しいものがあった。

「親父は、日本統治時代の警察官だった」

問わず語りに続けた彼の言語レベルは、他の住民とは段違いだった。

台湾東部の南澳(ナンアオ)駅で自転車を借りて漕ぐこと1時間。

坂道に辟易したころに現れる集落、

そこは「金洋村」という山岳民族の村だ。

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以前、部族同士の共通語がなかったのだが、

日本統治時代に日本語が広まって共通語となり

そのまま今でも使われている、という話を聞いて興味をひかれた。

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次々とお年寄りがやってきて、たしかに彼らは日本語ができた。

だが、実際には日本語は共通語として機能しているようには思えなかった。

「オジサン」

という呼びかけ言葉や

「小姐、ドコイク?」

など、単語としてかろうじて存在しているという程度だった。

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そこにやってきたのが冒頭の、警官の息子氏である。

「かまわない」

遠慮するな、という意味だということは、日本人である私にはすぐわかる。

かなり古めかしい匂いをまとっていることも、わかる。

だが、いかめしい言葉とは裏腹に、口元には歯が1本しかない。

そのギャップが、長い時間の経過を感じさせた。

現在、彼らの実質的な共通語は、台湾語だそうだ。

「国語(中国語)、台湾語、山の言葉。それと日本語が少し」

主婦として暮らしている60代女性は、みんなこれくらい話せる、と教えてくれた。

この村には日本語のカラオケ店もあるとか。

彼らが歌う姿を見たいと思ったが、夕立を思わせる雲が垂れ込めてきた。

ブレーキの利かない自転車で坂を下りると、

村は、あっという間に山の間に消えていった。
posted by 中田秀太郎 at 10:41| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月07日

青函高速船「ナッチャンRera」@台湾基隆

台湾北部の基隆。

以前、試運転のニュースを書いた元青函航路の高速船、

「ナッチャンRera」、台湾名「麗娜輪」

が係留されている姿を見に行った。

台北市内の南京松江からバスで1本。45台湾ドル。

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相当に派手な外観だから、すでに市民に親しまれているかと思いきや、

ほとんど誰も知らなかった。

だが、あっさりそれは見つかった。

基隆駅の脇からすぐにその姿を望むことができた。


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近くで見ようと、バスで「西岸」と呼ばれる地域に行ってみる。

しかし、見つからない。

たまたま通りかかったタクシーに乗り、

「超地元だぜ」という運転手に事情を話す。

すると、「ああ、あのフネね。かなり長く留ってるね」

という。

駅から見たらこの辺りだと思えたのだが、

実際はさらに遠い、和平島と呼ばれるところに停泊しているという。

小高い丘に連れていってもらい、元ナッチャンを見る。

クレーンが邪魔だ。

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もっと近くに行くという手もあったが、こうやって遠くから

「引き」の画で見るのもいいなと思い、基隆をあとにする。

せめて今年中には、乗れるようになることを祈って。


posted by 中田秀太郎 at 10:24| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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