台湾、とくに台北圏でよく使われている交通ICカードがある。
その名は「悠遊カード」。
日本のSUICA、ICOCAのようなもので、
地下鉄やバスに乗れるほか、コンビニで使えたりもする。
乗り捨て可能なレンタサイクルのYOUBIKEもこのカードをかざして借りる。
たとえ住んでいなくても観光で十分便利な1枚である。
その「悠遊カード」に、日本のAV女優・波多野結衣の写真をプリントしたものが出ることになった。
だが、彼女がAV女優ということで台湾社会では批判が噴出。
チャリティ目的だったというし、写真もとくに露出度が高いわけでもなかったが、
「天使」と「悪魔」の2パターンのうち、ひとつが日本で発売されたAVのジャケット写真だったことが判明してしまった。
台湾人カメラマンの撮りおろし、という触れ込みだったのだが……
しかし、興味深かったのはこれだけに留まらない。
台湾のテレビが街頭インタビューを敢行、道行く男性に
「この娘知ってますか」
と聞いたところ、
みんな「全然知らない」と答えたそうだ。
波多野嬢は、中国大陸ではとても有名なのであるが、
どうやら台湾まではその名声は届いておらず、
相当なマニアしか知らないような感じっぽい。
相当なマニアしか知らないような感じっぽい。
この企画を考えたのは大陸によく行く人物か、
あるいは日本AVマニアかのどっちかなのだろう。
はたまた、台湾人紳士たちが見栄を張って知らないふりをしたか。
真相は不明だが結局、発売元は来月1日発売の予定をを見合わせると発表した。
残念である。
よく彼女を知らないけれど、大陸で自慢するために、1枚欲しかったところだ。