最近は、中国といえば「大気汚染」というイメージだろう。
たしかに、先週金曜は現地人も「ひどいから来ないほうがいい」というほどの
濃霧に包まれていた。
視界不良のため飛行機が大幅に遅れるなど、生活への影響も深刻だ。
とはいえ、街に出てみるとマスクをしている人は過半になっていない。
多くの人がマスクなしの「丸腰」で歩いている。
ランニングしている人もいるくらいだ。
私も運動したくなったが、さすがに日本の基準の10倍と聞くと心配になってくる。
そこで、プールを探したところ静安区にあるというので行ってみた。
正式には「上海静安区体育中心游泳馆」という名称で、ビルの6階に入っている。
公式(?)Web http://www.shsva.com/changguan/index.asp?id=24
料金は90分30元。
初回のみ、保険がついた「健康カード」を6元で作らなくてはならない。
それを作るのに「健康検査」というのがあって身構えたが、
白衣のおじさんが何も言わずにハンコを押すだけの、何でもない検査だった。
こういう意味不明なものが、中国ではよくある。
中国のプールといえば不潔で、みんな尿を垂れ流しているイメージがあるかもしれないが、
驚いたことに、非常に清潔だった。
透明度も高く、水中では遠くまで見通せた。
3つプールがあって、小さい2つは子供たちの訓練コース専用。ビシビシ指導されていた。
大人用プールはたぶん25メートルより長くて30メートルくらいあった。
水温、室温とも27度と書いてあり、いつも行っている日本のスポーツクラブの
31度に比べると、若干肌寒い。ただ、泳いで温まると丁度よい感じ。
浅水区の水深1.5mと、深水区の水深2〜2.5mに分かれているところは区切られているが、
それ以外はレーンがないので、遊泳者同士がぶつかりまくり!
泳法は平泳ぎが主で、クロールは少数派のようだった。
日本と違うのは、水着、帽子、ゴーグルのほか、サンダル必携ということ!
着替えたあと、みんな自前のサンダルで歩いているから、裸足だと汚く感じる。
上海にもスポーツクラブがたくさんあるが、どうも料金が高い。
出張者でもリフレッシュできるプールは、荷物も少なくて済むし、最適だろう。