2013年05月15日

元・青函航路「ナッチャンRERA」が台湾初航海

かつて、北海道と青森を結ぶ青函航路で活躍した高速船、

「ナッチャンRERA」。

側面に当時小学生だった<ナッチャン>の絵が描かれて

いることから、この名になったそうだ。

だが、07年に就航したものの、翌年には運航停止の憂き目に遭っている。

まだ運航しているころ、函館に停泊している同船を見た思い出がある。

ナッチャンは乗船料が高いので、専らふつうのフェリーを使っており、眺めただけ。

そのナッチャンRERAが、台湾企業に売却されたのが2012年。

「麗娜輪」という新たな名前を冠し、新しい船出を待っていた。

所有する台湾企業は「中国大陸と台北とを結ぶ航路に就航する」と発表していたが、

その期限を過ぎても、なかなか実現しないまま

ずっと台北の北部にある基隆港に停泊させられていた。

それが、ようやく台湾域内で動くことになった。



natchanRERA.jpg









(華岡集団Webより)

乗客を乗せて走るわけではないが、花蓮などの都市をめぐって

船内をお披露目するようだ。

青函航路を駆け抜けた高速船。

本格的に航路を担当する日が待ち遠しいものである。
posted by 中田秀太郎 at 00:07| 台湾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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