「ナッチャンRERA」。
側面に当時小学生だった<ナッチャン>の絵が描かれて
いることから、この名になったそうだ。
だが、07年に就航したものの、翌年には運航停止の憂き目に遭っている。
まだ運航しているころ、函館に停泊している同船を見た思い出がある。
ナッチャンは乗船料が高いので、専らふつうのフェリーを使っており、眺めただけ。
そのナッチャンRERAが、台湾企業に売却されたのが2012年。
「麗娜輪」という新たな名前を冠し、新しい船出を待っていた。
所有する台湾企業は「中国大陸と台北とを結ぶ航路に就航する」と発表していたが、
その期限を過ぎても、なかなか実現しないまま
ずっと台北の北部にある基隆港に停泊させられていた。
それが、ようやく台湾域内で動くことになった。
(華岡集団Webより)
乗客を乗せて走るわけではないが、花蓮などの都市をめぐって
船内をお披露目するようだ。
青函航路を駆け抜けた高速船。
本格的に航路を担当する日が待ち遠しいものである。