2013年02月05日

タイのイミグレでトラブル

ラオスの中にある中国の「金三角経済特区」。

ここはラオスなのに中国のケータイ会社が使えることは前に記した。

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(ラオスのビール「ビアラオ」と中国移動

その、ラオスの中国特区から、最終18時の渡し舟でメコン川を渡り、タイに入国する。

ラオスのイミグレで出国印を押してもらい、なぜか無料の船で1〜2分。

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あっという間にタイ側に到着。

だが、着いてもイミグレがない。あれ?

なんのチェックもなく入国できてしまう。

そのへんにいた現地人にイミグレイション? と訊ねると

300メートル先にある、という。

歩いてイミグレに到着すると、帰り支度の係官。

「オウ。もう18時でコンピュータシステムを落としてしまったから、

もう入国スタンプは押せない。明日、またラオスに戻って

明日の日付で出国してから来い」

と事も無げにいう。

念のために、「このまま旅を続けたらどうなるか」と訊くと

「Will be arrested(逮捕される)」

とのオソロシイお言葉。

仕方なく、近くのゲストハウスを探して投宿することに。

厳密にいうと、いや、思いっきり密入国状態だが、パスポートの提示は必要なく、すんなり泊まれた。

一泊500バーツ(1500円ちょっと)だがログハウスのような外観で

1室ごと別れており、大変快適であった。

そして翌朝。

念のためそのままイミグレに行くも、

「ラオスに行って、昨日の入国をキャンセルしてもらってこい。そうじゃないと入国印は押せない」

との仰せ。やはり公務員というのはどこに行っても堅苦しい。

さすがに賄賂を寄越せということではなかったのだと信じたい。

スポーツマンタイプのガッチリしたイケメン係官だった、ということもある。

そこに、トラブルを察知した船業者のオッサンが近寄ってきていう。

「ラオスのスタンプか。往復400バーツで行ってやる。来い」

まさか泳いで行くわけにはいかず、頼むしかあるまい。

300バーツに値切り、商談成立。

ふと考えると、この船頭の物分りが良すぎる。

それくらい、よくあることなのだろうか。

タイは北部に行くとバスに乗車中でも検問があり、警察に身分証をチェックされる。

雲南省などからも出稼ぎ人がけっこういて警戒しているという話を聞いたことがあるが、

ラオスからは、ユルユルに入国できることをはからずも実証してしまった。

夜、メコン川へライトを当てているのも、ラオス側だけだった。

タイ側からも中国特区のカジノが見える。

それは派手派手しいネオンが縁取られており、あのノンビリしたラオスとは正反対の印象。

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いうまでもなく、中国人のセンスなのだろう。

「いい」「悪い」という問題ではないが、彼ららしい。

そして、タイ側のゴールデントライアングル付近からも

携帯電話会社「中国移動」の電波はガッチリ摑んでいたことを申し添えておこう。


posted by 中田秀太郎 at 23:20| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ラオス内の中国経済特区に入った

ラオス・タイ・ミャンマーの国境にある「ゴールデントライアングル」。

ここにある中国の特区に足を踏み入れてきた。

その名も「金三角経済特区」。

中心はカジノだ。
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中国では禁止されている賭博を、海外の特区で実現しようという、

まさに「ウルトラC」である。

それを実現してしまうところがすごい。

中国の携帯電話会社「中国移動」の電波は通じるし、

ラオスなのに現地通貨は使えず、人民元しか受け取らない。

そんな特異な場所に、かなり多くの中国人が暮らしている。

カジノの周辺には中国のホテルや中華レストランはもちろんのこと、

雑貨屋やマッサージ屋、病院、置屋のようなものまであった。

そこでは中国語が話され、人民元が流通している。

しかも、地理的に近い雲南省の人ばかりではなく、中国東北地方出身者もいた。

多くの中国人と話をしたが、こんなことが聞けた。

・カジノは24時間、365日営業
・中国人は従業員含めてパスポートなしで来られる
・中国の官憲が駐在している

などなど。

なんとも興味深いではないか。

いまは春節で、客が少ない時期だということで若干賑わいには欠けていた。

また訪問してみたい場所だ。
posted by 中田秀太郎 at 05:19| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

ラオス フエサイにて

寝台バスが大幅遅延してラオス・フエサイに到着したのが昨日の20時すぎ。

「中国の果てるところ」を中老国境で見た。

しかし、かなりラオスにも漢字が侵食しているようだ。

合計24時間近く、床ずれするくらい寝台バスに揺られた。

「動かないベッド」の有り難味がわかった。

泊まったのは一泊600円のゲストハウス。

この界隈は、白人バックパッカーの姿ばかり。

バスを降りると同時に激しい雷雨が。ここはもう南国だ。

仕事を挟みながら、南下することにする。


最後に、寝台バスの画像を張っておく。

正直なところ、しばらくバスに乗りたくない気分だ。

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posted by 中田秀太郎 at 11:24| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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